正論が通らない理由~謎に正論Bot化する人々~

まいど、センジマンです。

 

海外の言葉を勉強するにあたって無知ゆえの自分の視野の狭さに改めて気づける事も増えました。

特に驚いているのはアジア人に対しての人種差別が思っているより多かったという事。

 

容姿の事でバカにして言語の事でバカにする。そういう事は(表に出てきづらいだけで)当たり前に行われている。とは言えそれが全てでもないんですが。

でも私が思っていたよりはキツめにそういう事があるんだなぁって印象ですね。

 

最近炎上したニュースでも(実はその内容自体は2年前の事らしいんですが)フランス人のサッカー選手が来日している時、ホテルの日本人スタッフに対して言葉がわからないだろうからと言ってフランス語でずっとバカにしている(翻訳している方の動画を見ましたがこれはガチで酷いと思いました)動画がSNSに流れてきたりしていましたね。

 

ただそう言う事を見聞きして短絡的に落ち込んだり怒るのも…また違うと思うのでそう言う感情を抱いてしまった方は少し深呼吸をして落ち着いて頂ければと思います。

 

「自分の知らない事を知る」と言う事は「知りたくなかった事も知る可能性が十分にある」と知らなければならない。

 

良く心理学?哲学?とかで言われている「焚き火に当たりたいけど煙は浴びたくない」みたいな良い所だけ見て何か悪いことがあったら過剰な拒否反応するみたいな事からも脱却して行きたいですね。

 

とか偉そうな事を書きつつ今回のテーマはこちら。

 

「正論が通らない理由~謎に正論Bot化する人々~

 

久々にテーマに入る前の内容との親和性が高そう!って思っていますが毎回書きながら内容が変わっていくのでまだ安心できません。

 

良く正論を言って論破した気になってる人っているじゃないですか。あれって実は通用するのはごく限定的な状況でしか成立しないんですよね。

 

んで正論を言いたい人って正論が成立出来るレアな状況の時ほど全くと言っていいほど正論を言わない。

これは実は正論で論破したがらう人って実は正論を言って通す事を目的にしてないから、なんですよね。

 

いつかラジオで聞いたんですが「人が急に名言Bot化する」現象。

そのラジオでは確か「人にとてもセンシティブな事を打ち明けられた時」に相手はほぼそうなるらしいです。

 

とあるLGBTQの人が「自分がLGBTQである事を友人に告白するとほぼ全員が直後から”謎の名言を吐きたがる”」って言う事を笑い話としてラジオで話してたんですよね。

聞きながらつい膝を打ってしまった。(物理的にではなく)

 

正論を言うって事とは少し違いますがこれも同じ原因から来る現象だと思います。

 

これと同じ様なメカニズムで正論Bot化した人が言う「正論」が通用しないのではないかって。

 

LGBTQである事を打ち明けられた時に名言Bot化するのも恐らくその事について詳しくないけど何か気を使ってあげたいけど何て言えばいいの!?それっぽい事をいわなきゃ頭悪いみたいに思われる!」って言う謎の恐怖心とか謎の使命感みたいな感情が色々混ざった結果とにかく記憶にある名言を言う事を思いつくけど「今名言を言って成立するのかどうか」の判断が全く出来なくなっているんじゃないかと。

 

それと同じ様に正論Bot化する時も「他の手法で言い負かせない相手」との議論で苦肉の策で正論を(今それ言っても通らないのに)ぶつける位しか出来ないとか。

相手が感情的になりすぎている状況で「どういったら良いのか分からなさすぎて」とりあえず正論を言っておけば正論なんだから良い事言った事になるだろうって言う浅はかな判断で正論を言うけどやっぱり通じてない、とかそういう事なんだろうなって思ってます。

 

自分も似た状況に陥る事が無いとは言いませんが…そういう時はなるべく聞き手に徹します。

たぶんそれが、最適解。

 

だって正論が通らない時って大体「相手のターン」だと思うので向こうがすっきりするまで聞くのが一番だと思いませんか。

なのでセンジマンはそういう「良い事を言いたくなったり正論で話を終わらせたくなったりした時」は自分に問いかけるんですよ。

 

「お前Bot化してないか?」って。

 

そういえば昨日の記事は予約投稿だったのでBotみたいなもんですね、すみませんでした。

 

ではまた。