「思い込む力」は絶大。
こんにちは、センジマンです。
最近はTwitchとYouTubeで同時生配信をしながらオンラインゲームのFF14を楽しんだりする事が多くなってきました。
有り難い事に色々な視聴者の方からコメントをしてもらうんですがそれを見ていて「なるほどそういう考え方もあるんだな」って膝を打つ事もしばしば。
それで膝を痛めるみたいな流れのコントは今日はやめておきますがw
でもやっぱり話をさせて頂いていて「それはそこまで気に病む事じゃないんだけどな、どうしたら伝わるかな」って思う事も同じ位あります。
と言う訳で今日のテーマはこちら。
「思い込む力」は絶大。
(あ、冒頭からスミマセン。自分的には正直な事を色々書いたんですが例え話の実話がすげぇ重い話に感じる方がいらっしゃるかもと思い…すみませんって先に書かせて下さい。)
正直これは使いすぎ注意のやり方で「どうやっても逃げられない苦悩」をしばらくやり過ごす時だけ使う程度にした方がいいかもしれません。
慣れてきたら使い分け出来たり思い込みモードを自力でオンオフ出来るんですが慣れてないとやべぇ方向に行ってしまうので本当にお気をつけ頂きたいのでまずは、話半分でお読み下さい。
自分の経験から書いて行きますが、私がかつて運営していた会社(倒産しましたが)で無休状態だった時の事です。
最終的な責任は会社の代表をしていた自分にしかないのは分かっているんですが、単純に当時の状況だけ説明しますね。
会社としての売上が毎月1億あって、それで毎月の支払いが8,500万程度の会社だったんですよ。それだけ見ると「え、別に大丈夫じゃね?」ってなるじゃないですか。
んでその差額で残ったお金で給料とかその他の経費を支払うんですよね。それでギリ利益ゼロかちょっと赤字になる位の状況で。
それだけならきっと今でもその会社はやっていたと思います、がそこに別途「焦げ付いた支払い」というのが1億位ありまして。その支払先の相手もずっとは待ってくれないので自分の給料を無くして支払いに当てていたんですよ。
完全に無休で。
なので単純に睡眠不足で頭が上手く回らなくなって仕事の効率は下がるし支払い督促は毎日来るしそっちにお金を取られすぎて行くと従業員への給料も遅れが出て半月とか1ヶ月遅れになって…当たり前だけど人がどんどん辞めていく。
みたいな典型的なブラック企業の社長状態になってたんですよ。本人は必死になんとかしようとしてたけど他人からはそうとしか見えないみたいな。
どうして自分はこんな目にあっているんだ、とか毎日思いながら過ごしてて。精神的な事が気になって病院に行ったら「適応障害ですね」って言われるし。
適応障害については今じゃ「世界が自分に適応してないんだな」としか思ってないので良いんですがw
元々「ちゃんとした大人で居たい」性格で「人から悪く思われる事が何よりも嫌い」だったのでこの状況が本当に許せなくて。
他者に迷惑しかかけてない自分を許す事が全く出来なかった。マジで辛かったですね。
そんなブラック企業の社長状態ではあったけど、ずっと改善はしたくって親からのコネクションで知り合って企業コンサルをしてくれていた方が相談に乗ってくれていたのが唯一といって良い位の救いだった気がします。
その方へのコンサル料金も数百万未払いだったのに本気で叱ったりしてくれた。感謝しかありません。
色々な事を学ばせて頂いた中でその先生に言われた言葉をふとある日思い出したんですよ。
「脳って自分も騙せるんですよ?w」
その人は冗談っぽく「人の心理とか脳の仕組み」みたいな物を話してくれた事があったんですが
「シンクロナイズドスイミングで辛い時に笑顔になるってヤツあるじゃないですか?あれって脳が表情筋が笑顔になっているって事で楽しいって勘違いするって脳科学的にも立証されてるんですよw」
それを思い出して次の日から私はイヤだなって思ったら笑顔を作る事にした。
「まだ未払い150万残ってるんだぞ!いつ払えるんだ!」(こんな状態の相手先が金額の大小ありますが60件以上あったんです)
相手にはさすがに笑顔で居ると失礼なので、しっかりと真面目に謝って出来る事と出来ない事の説明をして、それでも相手は(当たり前だけど)納得が出来ない。
それで本当にスミマセンって言いながら3千円だけ払って深々とお辞儀をし、店に帰る。
その間誰にもわからない所で笑顔を作って自分の脳を「騙し」た。
そうして何とか精神を保ちながら生活していったある日、こんな思いが脳に浮かんだ。
~これって頑張ればこのつらすぎる毎日を「楽しい」って思えるんじゃね?~
早朝の仕入れ後4トントラックで店まで運転しながらふと、そう思った。笑顔の時も乗り越えられたんだから、やってみよう。
それから倒産するまで毎日「これは楽しい事である」と思い込み続けてみたんです。
効果に上下は合ったものの、それまでは従業員の目が怖くて店に行けなくなった日もあったのが無くなった。未払いの残る相手と話す時も無闇に媚びへつらう事もなくなり冷静に状況を見つつ話し合う事が出来るようになった。
裁判所でも同様に(訴えられている側なので悪いのは自分である事は当然だけど)冷静で居られた。
この考え方を思いつかなかったらきっと私は今こうしてこの経験を書く事も出来なかったんだと思います。
でも同時に「これやりすぎたら心が多分死ぬなぁ」とも思いました。
なので冒頭に「あんまりこの方法に頼りすぎるとヤバいと思います」と言う様な事を書かせて頂きました。
そしてこれは誰かにやらせようと思っても無理です。「自分でそうしよう」と強く思って自分が実行する以外では多分無理です。
私は自分だけでこの状況なら即座にリタイアしてたんですが、やっぱり従業員の方が居たので「逃げてはいけない」と思い倒産して自滅するまで耐えられたんだと思います。
まぁでももう一度同じ事してって言われたら絶対イヤですが…w
そんな訳で「思い込む力」は本当にやばい時にちょっとだけ使うと良いかも、って話でした。
ではまた。